不動庵 碧眼録

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<<   作成日時 : 2016/11/16 08:00   >>

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今日は息子が初めて学校の授業で柔道をやるそうです。
昨日柔道着を洗って干しましたが、今朝は大きさを確認し、着方を軽く教えました。
息子は時々私に付いて道場に来て受身や稽古などに参加したことがあるので全くの素人ではありませんが、体育の先生はバスケ部の顧問らしいので、柔道の専門家ではないため、くれぐれも怪我には注意するように言っておきました。

息子が今在学中の中学校は私の卒業した中学ですが、私が在学中の折は県内でも有数の柔道強豪校でした。
そして運がいいことに中学3年間はその柔道部の顧問が体育の担任でした。
今から30年以上も前ですが、その時から既に「水は必ずこまめに飲め」「兎跳びはしてはならない」などなど、当時主流だった非科学的熱血スポ根主義を排していたぐらい、かなり先進的な先生で大変感銘を受けていました。
私は学力も中ぐらいなら体力も中ぐらい。ごく普通の中学生ではありましたが、年頃にありがちな強さへの憧れはもちろんあり、他人と格闘するという柔道の最初の授業は良く覚えています。

体育の先生は「柔道は力業ではない。力だけでは勝てない」と力説していましたが、当時文化部だった私には「それはないだろう」と思いつつ、そんなことが出来れば面白そうだとも感じたものです。私の中学校はスポーツ強豪校で、「運動部でなければ人にあらず」のような風潮でしたから(笑) ゴリラかサルのようなのが威勢よく文化部の生徒たちを猿山のボスの如く威圧していました。そして柔道は体育では重点的にやっていたので、柔道の時間は他校よりも多かったと思います。

筋力では全く太刀打ちできるはずもなく、仕方ないので色々頭を使って仕掛けるしかないと諦め半分で授業中の試合を淡々とこなしていましたが、柔道の授業が2.3回も過ぎた頃、全く予想に反して運動部員でも結構弱いことに気付きました。文化部と運動部の違いはありますが、柔道部員を除いて柔道経験者はほぼ皆無です。運動部員は力任せスピード任せで攻めてきますが意外にあっけないくらい簡単にコロリと倒れることしばしば。当時は虚実という言葉は知りませんでしたが、瞞し裏を掻き倒すという方法が面白いくらいに当り、5回程度の試合で負けるのはせいぜい1回程度だったように思います。授業の後には運動部員のクラスメートは猛獣の雄叫びを上げつつ脅してきたりしましたがともあれ負けは認める程度の理性は持っていたらしく、幸いボコボコにはされませんでした(笑)

体育の担任も私が1年生ぐらいの頃まではたまに柔道部への入部を勧めてくれましたが当時は運動全般がそれほど好きではなかったので辞退しましたが、今思うと悪い選択ではなかったかも知れません。
このときから人同士が格闘する場合は必ずしも体力的に勝っている方が勝つとは限らないことを知り、深く感銘を受けたものです。幼少の頃から興味を持っていた戦争でも日清、日露のように敵が圧倒的多数でも味方が圧勝する例もあることを思えばなるほどと思ったものでした。

格闘に興味を持ったのは中学1年生の頃で、「ベストキッド」のダニエル君よろしく1人で本を買ってきて練習し始めたのは2年生の頃(体力作りもその頃からか)、まあまあ形になってきて高校1年生で格闘技仲間が出来て冬に当流に入門。強く想い求めれば得がたい師にも出会えるものだとその幸運に感謝したものでした。

息子は当時の私よりも体力もあり運動神経も良さそうな上に、実際に当流の稽古を何度も見ていますから、スタートラインとしてはまずまずいい位置ではないかと想像します。柔道から何か得て、興味を持ってくれたらと思います。


平成二十八年霜月十六日
不動庵 碧洲齋

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