不動庵 碧眼録

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<<   作成日時 : 2017/05/05 09:01   >>

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新宿ネタが三つも続きます(笑)
会う約束をした友人は金沢から健康関連の講習会のために上京してきました。
本人は健康に関する事業を地元でしています。
留学時の友人で、かれこれ25年ぐらい前からの友人でしょうか。前回会ったのは10年前でしたから直接会うのは10年ぶり。もっとも昨今SNSが普及していますから久し振りに会う友人でも「久し振り感」がなくなってきたことはある意味悲しくなります。

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友人の話しを聞いて研修場所からほど近いと思われるファーストフード店にしたのですが、全然違う場所だったようで・・・(笑)
まあ、私も首都圏には住んでいるものの、新宿などは年に2.3回行けば多い方で、西口について言えばば何年ぶりかというレベル。正直に言うとほとんど分かりません。
そういうことがあり得ることを予想して、予めメッセンジャーで正確に場所などを明記して送ったのですが・・・。
私はまず何より当面の問題を解決すべく、友人がいる場所の特定を確認しようと電話で話したのですが、友人は興奮して「オレ、田舎から初めて新宿に出てきたんだから西も東も全く分かるわけないじゃん!!!」と繰り返す始末で、まずはもの凄い早歩きをしながら、副都心野村證券ビルから、ちらっと話しに出てきた高島屋方面に向いつつ、興奮していた友人をなだめながら場所の確認に努めました。献血をしていなかったら走れましたが、さすがに初献血後だと憚られて。心情的にはまず「ええっ!だって自分でその場所に研修に行くって計画しただろうし、こっちも正確に場所の指示もしたし、そもそも昭和時代じゃないんだからスマホとかで調べられないのかよ!?」ってそこはツッコみたくなりましたが、その後にふと考えました。

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一体全体、私たちのうちどのくらい「今自分がいる場所」を正しく認識しているのでしょうか。
私たちは毎日働いてい生活を営んでいます。多分一生懸命に働いている人が多いかもしれません。
しかし私たちは元々どこにいて、そこからどこに向おうとしているのか、何故歩むのかハッキリ理解している人はとても少ない気がします。
自分で進路や職業を決めて、伴侶なり大きな買い物なり、人生における重大な決定を自ら下す。全部自分の責任でそれをしていると自分がどこにいてどこに向っているのか、分かった気になってしまいます。
実のところ、多分、自分のいた場所や行くべき方向、行き先など、全部ハッキリ分かっている人はとても少ない。私自身と言えば、薄もやが晴れ掛かってきているような、そんな感じ。武芸と禅に助けられ、霧の中の山脈がうっすら見えてきたような、そんな気がします。
人間が学問によって昔のことを調べたり、科学を極めようと努力しているのはもしかしたらどこから来てどこに行くのか、知ろうという原始本能なのかも知れません。
今日明日のことではなく、昨日おとといの話しでなく。もちろん自分の存在意義を含めた、我が在りし処、向うべき処です。

友人と無事に落ち合うことができ、居酒屋に行くと、昔の話しに花が咲きました。
この友人とは留学時代によく車で旅に行きました。カリフォルニア、ユタ、アリゾナ、オレゴン、ワシントン、モンタナ、ワイオミング。米国西側です。まあ、旅行中はとにかくヒマなので車内で色々話しましたが、今思えば当時は笑っちゃうぐらい浅はかなレベルで中国哲学や武道、歴史について話していたように思います。恋愛についても話したかも(笑)
友人にとってはそこが自分の「原点」なのだとか。だからいつかまた、時間ができたら私とその辺りを車で旅行したいと行っていました。私があんたのおかげでそれについてまさに今、考えを巡らしていたのを知ってか知らずか(笑) まあ、昔からそんなヤツでした。
思えば自分もそうして話すことで自分の考えを練り、固めていったようにも思います。そういう意味では留学したことは人生においては大変有意義な経験でした。

最後に会った10年前は実は父が他界した年でした。
私の人生の中でもっとも危機的だった年。本格的に禅を始めてこれ以上ないくらい素晴らしい師と出逢えた年。やはり節目の年だったのです。その最後に会った10年前はわざわざ石川県まで行ったのですが、自殺の名所、東尋坊にも行きましたし(笑) 永平寺にも行きました。今でも何かそれがとても示唆的な感じがします。(ま、今やっている禅は臨済禅ですけど)そういうことでその友人は私の居た処に深く関わっているのかも知れません。

そういう人が多い人ほど、神に祝福されているのではないかと、勝手に幸福感に浸り感謝しています。

平成二十九年皐月五日
不動庵 碧洲齋

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