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zoom RSS 2017年度 第4回秩父巡礼の旅 弐

<<   作成日時 : 2017/08/22 13:58   >>

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翌朝、それでも朝は5時前には起きました。身に付いた習慣とは恐ろしいものです。
やはり温泉に浸かったのが疲労回復に良かったのかも知れません。
相棒は大いびきをかいてまだ爆睡していたのでそのままに。6時には起こして二人で1炷坐り、出立の準備をしてから朝食。朝食も大変おいしかった。こちらも完食。この旅館やしき、山間部にあり大変静かでお勧めです。
昨日とは打って変わって雲は多いながらも晴れていました。

札所31番、観音院までは5キロの道のり。緩やかな上り坂。途中、道沿いにあるたらちね観音に立寄り、次に地蔵寺に立ち寄りました。地蔵寺のお地蔵様の数が圧巻。これは全部水子供養とのことですが、こんなに沢山いるんでしょうか?というくらい多かった。広すぎて写真が撮れなかった。このお寺は比較的新しく、昭和46年に建立された単立のお寺です。詳細はHPに譲りますが、人工妊娠中絶の供養なども多いようで、ちょっと考えさせられます。望まぬ妊娠が多いのでしょうね。昨今は人口が減ってきている故、思うところは多くあります。ちなみに初代住職は政治評論家だったとか。大きなお地蔵様の銅像に読経して去りました。

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地蔵寺すぐ脇のトンネルを過ぎてしばらく歩くと観音寺山門に到着。
門自体は簡素な赤門ですが、左右に侍している仁王像の石像が圧巻。格子がなければもっとよかった。
門をくぐると石段があり300段弱登らねばなりません。ゆっくり登り切るとすぐ手前に鐘楼がありました。遠慮なく突かせていただきました。
あいにくと本堂はコンクリート製の味気ないものでした。昔はサザエ形2階建て本堂だったそうです。(らせん状ってことかな)

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ま、それを考慮しても境内の景色は素晴らしかった。南牧村の不動寺にも匹敵する。本堂左脇には結構な高さの瀧が流れていて、不動明王像が安置されていました。同じ岩壁には弘法大師が彫ったとされる磨崖仏があります。ぱっと見ただけでかなり古いものと分かるほどです。崖の上方にも石仏が安置されていました。房総の日本寺の如くです。

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雨続きの天候のため、東西にある奥の院への道のうち、西側は完全閉鎖、行くことができたのは東側だけでした。東側の東屋に行くと反対側の西側の石仏群が見えました。近くで見られなかったのは大変残念でした。修復相成ったらまた行ってみたいです。御朱印は住職ではなさそうな方が書き入れていました。職員とか檀信徒のお手伝いでしょうか。
面白かったのはモノレールトロッコが敷設されていたこと。寺に敷設されているのは初めて見ました。確かに険しいですから。

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次の32番札所、法性寺まで結構辛いものがありました。天気はギンギンに晴れていて、小鹿野町の商店街を通り過ぎ、県道209号線から逸れるまででそれなりに疲れたのですが、そこからが結構大変でした。大日峠がかなりキツかった。それでも私は黙々と歩きましたが相棒がかなり疲労困憊。峠に岩山で日陰になった祠があったので一休み。残りの距離あと850メートル。最近は結構な山奥でも携帯の電波が届き、グーグルマップで正確な距離が出ます。余計なお世話と言いたいところですが、こういうときは大変ありがたい。峠を越えると一気に下り。割とすぐに法性寺に到着しました。しかしながら到着時間を20分以上遅れた上にくたくたに疲れていたので奥の院である船岩観音まで行くことは諦めました。所要は1時間以上もあるので。
しかしながらここの観音堂は素晴らしかった。他の幾つかの寺院と同じく崖を少しくりぬいて建てられていたのですが、崖側は岩が蜂の巣状になっていました。これは「タフォニ」と呼ばれる地質現象なのだそうです。なかなか神秘的でした。
小さい木魚があって、参拝者は使えるとのことだったので今年最後の締めとして木魚を叩いて読経しました。やっぱり木魚があると読経しやすい。

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そこから2キロ少々歩いてバス停まで。相変わらず好天でした。バス停は長若中学校のそば、駐在所の前でした。ただしバス停の看板があるのは道路の片側だけ。西武秩父駅とは反対側だけなのでご注意ください。駅に行く人は標識が立っていなくても駐在所の前で待っていれば良いです。私と相棒以外に年配の登山客が5.6人。バスが来るまで10-15分ありました。今回はこのバスに間に合うようスケジューリングしました。これを逃すと3時間も待たねばならなかったので(笑) バスはかなり新しいようでまだ新品の匂いがしたほど。エアコンの素晴らしいこと。疲れがどっと出てきました。終点西武秩父駅で降りましたが、そのころに足が痛くなってきた(笑) 西武秩父駅には始めて来ましたが、秩父鉄道の秩父駅に較べるとゴージャスそのもの。まさにザ・観光地駅とういう感じです。観光客ももちろん結構いました。まあ、個人的にはひなびた秩父鉄道の駅の方が断然好みですが。西武秩父駅でジェラートを食べて土産を買って、秩父鉄道の駅、御花畑駅まで歩きました。距離にすれば200メートル程度ですが。接続していない辺り、競合しているんだなって思いました(笑) 

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御花畑駅に着くとどうでしょう。秩父鉄道のSL、パレオエクスプレスが来ているではないですか。SLって特別ですよね。エエ歳した大人までが興奮します。電車如きとは存在感が圧倒的に違います。すぐに発車してしまったので機関車は斜め後ろからしか見られませんでしたが。相棒は来年はこれに乗りたいという事なので是非そうしたいと思います。

秩父鉄道はそこから羽生駅まで1時間半、ずっと車内でしたので爆睡。
そのうち天候が段々悪くなり、羽生駅では少し雨。相棒と春日部駅で別れた後はザンザン降ってきました。
最寄り駅に着くと結構激しい雨。荷物もあり風もあったので巡礼と同じくポンチョを着て遍路笠にして自宅まで歩きました。これだけ降っていてもこの格好だとあまり不自由しません。やはり遍路笠+ポンチョは最強です。

今回の旅はとにかく歩きました。初日約27キロ、2日目約23キロ。合計で50キロ近くです。しかしながら今回は雨に降られたのは初日の数時間だけという運の良さ。雨具を着て歩くと結構体力を消費します。もともともう1日、最後の寺まで計画してしましたが中止して良かった。来年はゆっくりと33番札所と最後の34番札所まで行くことができます。

訪ねては
想い込めつつ
祈るとき
我無きところ
仏あらわる

平成二十九年葉月十九日
秩父巡礼にて
不動庵 碧洲齋

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