利休道歌 五

上手にはすきと器用と功積むと この三つそろふ人ぞ能くしる


これは泥棒家業から至高至聖の位まで、全てに当てはまる法則です。
逆にこれに当てはまらない芸能、仕事はないかも知れません。
第一に、好きになる。
第二に、器用たらしむ。
第三に、たゆまぬ修練。
別段私如きが付け加えるまでもありません。
でもそういうわけにはいかないので、ちょっと。


一.仕事の場合、特にこれは難しい条件ではありますが、少なくとも習い事の場合は好きである事は必須だと思います。私などはこのところ惰性気味になりつつあり、戒めるところではありますが(笑)。嫌いになったらいっそ辞めるぐらいの心がけを持った方がいいのかもしれませんね。(あ~辞めてもいいかな、と思ふ今日この頃・・・笑)


二.私は創意工夫と解していますが、同時にこの二と三は芸事の両輪だと思っています。汗水流して労力を費やしても上達しない場合は多分これが空回りしているのでしょう。がんばりだけでは上達しません。正直に言うと私などはこいつばかり威勢良く回って、もう一つがなおざりになっている態ではありますが。


三.最後に書かれている辺り、これがいかに重要なのかを示す証左ではないでしょうか。やはり上達の進み具合は流した汗の量に比例すると、昔から言われてきております。私などはどうやって楽にやるか、どうやって端折れるか、という点に汗水流しているので、許す範囲で改めたいと思います(笑)。


二と三を後押ししているのは一です。でも一を助長しているのも二と三ではないでしょうか。


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SD100810 碧洲齋