下を向いて走ろう?

徒歩通勤に切り替えて半年が過ぎました。
この半年は非常に有意義だったと感じます。
まあ、車の魔力とでも言うのでしょうか、やはりあれば便利で使ってしまいます。
もっとも自転車があるのにほとんど使わないのでやはり気分の問題でしょうか。
体力がついたとか、四季折々を感じるようになったとか、要するに周囲に対して非常に観察力が付いてきたと言うことでしょうか。
自動車の運転免許証を持っている人は知っていると思いますが、運転手は速度が上がると視界が狭まることが知られています。人間の情報処理能力は原始時代からそう多くは変わっていないはずですから、徒歩であれば周囲全部に注意が行き届くと言うことになります。どんなに遅くても自動車では徒歩よりも周囲に注意は行き届きません。ましてや締め切っていますから。

本題です。歩行中、よくドライバーが何をしているのかよく観察します。
やはりというか、こんな順序で危険運転をしています。
スマホしながら。
テレビ見ながら。
何か本やマンガや書類を見ながら。
10台のうち、半分程度は何かしていますが、私の見立てては10台に少なくとも2.3台はスマホ、1.2台はテレビ、1.2台は本やマンガや書類を見ながら、という感じです。チラチラとでも下を向いているので一発で分かります。
携帯電話もスマホも危険には違いありませんが、例えば携帯電話はハードボタンですから見なくてもある程度キーは打てますが、スマホは絶対に見ないと打てないし、基本両手操作です。そういう意味では携帯を見ながらの運転よりも危険度は倍増していると思います。

姿勢が悪いだけなら自分だけの迷惑ですが、走る凶器になりかねない車に乗ってスマホというのはやはり怖い。気のせいだと信じたいのですが、近頃警笛が聞こえる回数が増えてきたようにも思いますし、スマホに気を取られて前の車が進んだことに気付かないドライバーは片道で1.2回は必ず見かけます。多分以前には滅多に見かけなかった光景です。
安全装備が飛躍的に向上してきてはいますが、多分スマホを見ながら運転して起こす事故は増えると思います。

スタートレックなどのSFドラマではキャラがカッコよくIT機器を使いこなしていますが、現実にはどうでしょう。ネット中毒者やスマホ中毒者を生んでいます。もちろん、IT機器は人類史を塗り替えるほどに便利です。そしてこれからの人類の発展に不可欠だと思います。もっともこれから先の人類の未来は決して明るいとは言えませんが。

どうも根本的な打開策が見えません。
私の家庭では息子にはごく普通にパソコンやタブレットに触らせていますが、別段のめり込む様子もなく。一応夜は21時に本人のアカウントがタイムアウトする設定になっていますが、大抵その前に終えるか、シャットダウンしても特に問題ありません。小さい子供のうちから自律を促してきた成果かもしれませんがよく分かりません。
中学校、遅くとも3年生ぐらいになればスマホは持つようになると思いますが、それまではできるだけITについてのルールやマナー、使用する事への自覚を促し、その後は一応本人のやり方に任せてみようと思っています。

もっと短期的、効果的な方法はないかと思いますが、上記の方法は汎用性のある教育方法でもあるので、やはり広い目で見たらよいのかもしれません。なんとも本質的でない部分で一喜一憂させられることが多い時代になってきました。


平成二十六年文月三日