4割にも達するのです

先ほどちょっとヒマだったので日本政府観光局から来日外国人データをダウンロードして閲覧していました。
統計を俯瞰すると、中韓からの来日はこの10年の平均でほぼ4割に達します。これは香港を除いた数字です。
香港と台湾を含めると言うまでもなく来日外国人の優に過半数がそれらの地域からという事になります。

日本人から見て、明らかに反日国家だと思われている国が2ヶ国あります。
一つは中国、もう一つは韓国。
そして世界で一番親日国家だと思われている国が台湾。

ネットやニュースでは全く以てウンザリさせられるような反日キャンペーンが展開されて、それこそ政治問題にまで発展しています。もっとも正直9割ぐらいは日本に非があるように思えません。過去に縋らないと今をやっていけない、という人が多いのだと思います。世界の少なくとも7割ぐらいの国は元植民地ですが、ここまで陰々滅々と怨恨の情を訴えている国は確かに他にはありませんが、逆に同じ肌の色の民族に支配されていないことの方が多いからかもしれません。もっとも朝鮮が「植民地」だったかどうか、未だに議論を呼んでいます。施政や政策、方針などを鑑みると「植民地」よりは「拡張された領土」の方が概念としては近い。
中国については同じ肌の色の民族が国土を荒らしまくったと言うことは全く否定しませんが、それなら欧州ではそんなことをしょっちゅうやってました。これまた未だに怨恨の情を訴えるのかと言えば、逆に欧州では10-20年前のような経済的なギャップがある隣国というのもなく。そして一旦、相手が甘い顔をすると分かったらこれまた甘い汁は搾りきるまで吸いたいというのが人情というもの。

とはいえ、本気で毛嫌いしている国だったらたとえ隣国でも行くはずもなく。
特に韓国は個人ベースでは少なくとも中国人よりは裕福な人がい多いのですからわざわざ嫌いな日本に来るというのも解せません。
・・・思うに日本が嫌いな人の割合が多い反面、大好きだと思っている人も多いという事です。
隣国にいるわけですからその情報量たるや、他の国々と比べものにはなりません。
しかも文化的にはルーツが同じ部分もあるわけですからこれまた欧米国と比べたら卑近に感じるわけです。
多分、「どうも思っていない」という層が他国に比べて少ないのだと思います。

基本、ニュースはショッキング、もしくは意外性のあるものが恣意的に選ばれます。
2011年3月後半に私は米国に出張に行きましたが、そこで流されている東日本大震災のニュースたるや、開いた口がふさがらない程度に散々なものばかりでした。あんなものが繰り返し流されたら誰だって瞞されます。
笑えたのは放射能の恐怖について延々と語ってましたが、行った先のラスベガス郊外ではその昔何度も原爆実験が行われていました。それを言うならこっちの方がよほど危険じゃないかと思ったものです。実際、核実験博物館でそうやり返したら、スタッフは憤然としてました。ザマアミロって感じでしたけど。無知は恐ろしい。

故にコアな日本ファン、日本マニアもまた、中韓には大変多いはずです。
そしてよく思っている人はとてもよく思ってくれている。(韓国辺りではさすがに公衆の面前では言いにくいようですが)
現実にビジネスで会ったことがある中国人も韓国人も大変日本に対して好感を持っている人が多く、そういう意味でいやな思いをしたことはほとんどありません。
そういう現実を無視して、単純に目には目を、の精神で日本に対して何をか言う者には容赦しないような反撃を浴びせるのは、欧米圏ではともかく、日本人としてはいかがなものか。
そうすることで彼の地にたくさんいるであろう日本ファンの皆様の腰も引けはしまいか?
彼の地にいる日本ファンたちが「さすが日本人」と賞賛するような反撃の方法を考えて実践すべきではと思います。

中国人観光客の暴虐ぶりや韓国人たちの無法ぶりをあげつらっているだけでは何の解決にもならない。
そもそも日本人だってカンペキではないのですから。
それでも日本をプラスに評価している国は世界の過半数にも及びますしそれは増えこそすれ減ってはいません。
そもそも中韓ですら、日本に学べという人も多いではありませんか。
これは矛盾しているのではなく、愛憎半ばというところ、どうも思っていない人が少ないとも言えます。

昨今、日本人のいささか飲み込まれやすい人たちの熱くなり方、燃えたぎり方を見ていると今少しちんけな憎悪の炎から離れて見てはと思った次第。
それらの国々に何を言われても、日本が世界的に、あらゆる意味において大国であることは全く揺るぎもしません。心にゆとりを持って相対したいものです。


平成二十七年弥生四日
不動庵 碧洲齋