碧呟聲 -胴着-

古流では凡そかなり暑い夏場でもキッチリ制式の胴着を着込んで、汗だくになって稽古をされているのを見ると本当にご苦労様ですと思うのだが、当流ではその辺りはかなり自由である。
伝統的な古流の方々からは「何と不届きな!」と一喝されそうではあるが(笑)

もちろん道場や先生によっては真夏でも胴着というところもあるし、私の場合は指南するときは夏でも胴着である。自身の稽古で師匠の道場で稽古するときは多少自由にしている。詳らかにすれば概ね衣更えで夏服の期間でかなり暑い時には上だけTシャツにするなど。
エアコンが効いていない場所などではこういう柔軟さは必要かと思う。それと現代の気温は江戸時代に比べて概ね2.5度違うことが知られている。首都圏であればヒートアイランド現象もあるのでもっと高い。エアコンを使うなり胴着を簡易化するなり、工夫せずに稽古するのは武芸者としては些か賢くないと考えている。

それと我々が生きているのは江戸時代ではなくて現代である。和装だけというのはいかがなものかとも思う。当流では実際、世界中から色々な武術を知っている同門が出稽古に来ている。和装を想定していない武術もある故に、制式胴着にこだわりすぎると世界で通用しなくなるのではないかと思った次第。

とはいえ当流では流儀柄、Tシャツは黒が多いことは言うまでもない(笑)
Tシャツで稽古をするとなかなか面白い。本当に効く技というのは相手の着ている服に依存しないということがよく分かる。

ちなみに当流で当流の正装は上下黒の胴着に脚絆で足袋(外なら地下足袋)となっている(写真)。個人的には30年も着ているので愛着は沸いてくるが、これで夏場に外で稽古はちと暑い上にかなり目立つのは疑うべくもない(笑)

令和二年睦月十六日
不動庵 碧洲齋

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