碧呟聲 ー武術と美学ー

そもそも武道を志している者の中にはかなりの割合で所謂「中二病」患者がいる(笑)
あるいは武道を志している者は程度に差こそあれ少なからず「中二病」患者と言えるかもしれない。
そうではないという方は老若男女、国内外を問わずあまりお目に掛ったことがない。
強いて言うと武芸をする女性の方がリアリストで中二病ではない気がする(笑)

その中二病の中でも、なかなか品位があってある程度論理的、かつ敬意を持たれる姿勢を貫く考えを人は「美学」と呼ぶ。
品位ある言動、高貴で尊敬されるような姿勢、人によって様々だがそういう生き方を美学と定義している。そしてそれを固守している武芸者は時として敬意を持たれること是在り。

美学には正解はない。各々それぞれの美学がある。ただどれも気品があって尊い、或いは頼もしいというのが美学である。
マイ美学というのも変遷していくものだが、論語ではないが40歳を過ぎると迷わず、これだという美学に落ち着く(と思う)。

概して言えるのは美学を堅持する者はたいてい孤高であるという事。孤独ではなく孤高。
故に美学を持った武芸者は組織人たり得ないと、多少の誤解を恐れずに言えばそう思っている。武芸者はしょせんstand alone complexである。組織の効率や力を無視して言っているわけではなく、武芸という者の本質がそうだということ。

ただ私の経験から言うと美学を持つというのは「長いものに巻かれない」人生を選ぶことに他ならず、それは結構損な生き方とも言える。実際私は結構な局面で損してきた気はする(笑)

しかしそれでも、武芸者はカッコイイ道を歩んでいきたいものだ。

令和二年睦月十九日
不動庵 碧洲齋

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