碧呟聲 - 武運長久 -

私はよく、親しくなった海外同門、特に新たに昇段したり道場を開くという場合などは神社での祈祷を勧めている。私がお世話になっている神社は埼玉県川口市安行にある、峯ヶ岡八幡神社。関東平野の南部中央にあって、数少ない丘陵地帯の上に立っている。

近所には縄文時代の貝塚が発見されており、その当時の東京湾はまさに安行の丘陵地帯までが湾になっていた。恐らく縄文時代人は 峯ヶ岡八幡神社の辺りを漁の安全と豊漁を祈る場としていたのではないか。古くからある神社の地形はたいてい、そのような意味があることが多い。
神社は比較的大きく、社杜も豊かである。私が幼少の頃はその近所に幼稚園があり良く散歩に来たが、その頃はもっと緑が多く、子供には確かに神の息遣いが感じられるほどにある意味恐ろしい森にも感じられた。今は周囲の森はかなり削られてしまった。

誼のある宮司は既にアメリカ、ロシア、アルゼンチン、スウェーデン、ハンガリー、ドイツの武友たちにご祈祷をしてきた。祈祷内容はいつも「武運長久」である。彼の祖父も宮司だったが、戦時中は出征将兵たちに「武運長久」を祈祷した。孫はかつて敵だった国の人間にその「武運長久」を祈祷している。この活動を通じて私は世界が間違いなく世界が平和に向っていると感じている。

今時武運長久を祈祷する人はあまりおらず珍しい(笑) 故に私が最初に武運長久を宮司に依頼したときは祖父の古い祝詞を出してきて色々研究し、しかもその国々を調べてその国に合った素晴らしい祝詞をいつも唱えていただき、大変感銘を受けた。
今では年に1.2回はご祈祷をお願いしている。

日本の神を感じる、日本文化を理解しようとする求道者に対してはなかなかに良い方法だと思っている。


令和二年睦月二十一日
不動庵 碧洲齋

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