あまたの中のたった一つ

私は今から34年前に16歳で当流に入門しました。
まあよく今まで続いているなと我ながら感心しきりですが、当然のことながら入門しては続かずに止めていく方も多くいたものです。実際、入門して残るのはごくごく僅かです。良き師、良き同門たちに恵まれないと継続するのは難しいでしょう。これは自分に合った流派を選ぶよりも難しい。もちろん他にも家庭環境や自分の労働環境、収入など、色々な要素があります。
私の体感ですが10人入門しても残るのは1.2人程度でしょうか。もっと少ないかな。

私自身も継続できるかどうかと言う危機はありました。
私の場合は20代の10年間に集約されます。この期間に集中して師や宗家の稽古に多く出られなかったことは痛恨の至りですが、それにもまして独り稽古の独自のノウハウを得たとも言えます。要するになかなか行けない時期があっても熱意を忘れないことは重要かと思います。
20代のうち半分の5年は海外に留学と赴任で日本に不在でした。残りの5年の内、概ね半分近くは大阪と名古屋と福岡に赴任してました。20代は7割方地元にいなかった計算になりますが、地元にいたときはほぼ毎週宗家の稽古に行くことができました。

丁度30歳で結婚したので、それ以後は概ね稽古に通うことができています。
ただ結婚すると家庭のバランスを取るためにやはり色々足かせが多くなります。高校時代にもっと死に物狂いで稽古しておけば良かったとは思います(笑)

30代からの稽古では、20代の頃に稽古に出られなかった折に色々編み出した独り稽古の手法が役に立っています。後で調べたら古来からある伝統的なものだったり、私独自のものだったり色々です。私の場合ですが、30代後半からの稽古は量ではなく質の方にシフトしてきた気がします。

まずはじめによい師匠と同門に出会うことも重要ですが、熱意を持って継続することは更に重要です。「継続は力なり」は真理です。武芸の道はなかなかなに歩みがたいものがあります。

令和二年睦月二十二日
不動庵 碧洲齋

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