臘八大接心

禅宗では12月1日から8日明け方まで、僧堂で最も苦しいとされる「臘八大接心」という修行期間があります。その間、修行僧は睡眠時間1.2時間ぐらい(昔はホントに寝なかったらしい)で、それ以外は坐禅と参禅(師匠に公案の見解を述べる)だけをします。私が師事している両老師からよく話を聞きますのでその大変さはよく理解しているつもりです。

伝説によるとお釈迦様は苦行をした後、それではだめだと思い、一旦体調を整えてからブッダガヤの菩提樹の下で坐禅を始めたのが12月1日、そして8日朝、明けの明星を見た時に悟りを開かれたという故事に基づいて禅宗全ての僧堂でこの接心が行われます。

在家のために坐禅会を開いている寺の幾つかでは、それを祈念して7日間連続で毎日1.2時間坐禅会が開かれるところがあります。私が通っている寺でも19時から1時間の坐禅と1時間の提唱/茶礼が行われます。私は通常、その1時間前に行って合計2時間ほど坐るのですが、今年は久々に7日間で24時間坐ってみようと思い立ちました。坐禅では30分が概ね線香の長さと同じなので30分で1回とみなしそれを1炷(しゅ)と言います。つまり24時間は48炷になります。家で朝1時間、寺で2時間、帰ってきて30分、それを7日間続けると丁度24時間30分になります。最後の日だけ夜は寺で料理が振る舞われるので帰宅後の夜の坐禅はなしにするので丁度24時間になります。

毎日3.4時間ぐらいなら、長い期間でなければ私でもできるとは思うのですが、それでも1週間で24時間坐るのはそれなりに結構大変です。僧堂の修行僧の苦労の一端が分かります。

人によってはただ座っているのは時間の無駄だとか、意味が無いとか言う向きもあります。それはそれで正解かもしれません。あくまで数ある方法論の一つに過ぎませんから。それがたまたま私には向いていたと言うだけです。

7日間のプチ苦行を終えて、何かのきっかけを掴めればいいのですが(笑)

朝の家の坐禅ではネコもニャ禅をしてます(笑)
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