未来を切り拓く

そういえば一昨日、7/8は母方の祖父の命日でした。 今から71年前の1944年7月8日、サイパン島への最後の増援部隊第3530船団隷下となった徴用船「たまひめ丸」もしくは「鹿島山丸」に乗り組み、サイパン遠征途中に米軍潜水艦に撃沈されました。享年31歳。3人の子供がいて、長女、次女、そして生まれたばかりの長男でした。次女が私の母です。 祖父は現在は高崎市になっているところの豪農の次男か三男で、…

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広い世界で狭くなる - 弐

友人夫婦がなかなかおもしろいことを言っていました。 老人になると発現してくる、老いの現象についてです。 痴呆や記憶障害、徘徊や体力減衰などなど。 例えばその老人がいる社会で、「歳を取れば物忘れがひどくなるのは当たり前」という共通認識があれば、その老人は「記憶障害」ではなくなります。それは普通の人の加齢に伴う現象の一つとして認識されます。 地域社会のつながりが希薄になり、家庭も核家族化が進…

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広い世界で狭くなる - 壱

土曜日、20年来の付き合いのある友人夫婦と私と妻とで食事に行きました。 4人に共通しているのは「日本語教師」。外国人に日本語を教える仕事です。 留学から帰国後、すぐ興味を持ったのが「日本語教師」で、アルバイトをしながら日本語教師養成講座に通い、修了後にそこで採用され、そのまま豪州に行きました。 以後、地方都市などに行ったりしましたが、その頃からの付き合いになります。 一応、全員が海外で日…

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豪州長征計画

あ、息子のオーストラリア・ホームステイ計画のことです(笑)。 出撃まであと35日と言うことで、昨日から色々な準備の詳細なつめを始めました。 本人は本気でイヤなのか、興奮を隠しきれないのか、多分両方だと思います。 私が初めて海外に出たのは20歳になった年でした。それから3年少々をアメリカで。 息子が初めて海外に出たのは3歳。それから約1年、サイパンで。 以後、私が訪問した国は実はそん…

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失望したぞ、フェイスブック

日本では「テキサス親父」で知られているトニー・マラーノ氏という方がいます。 文字通りテキサス州在住の名士で、日本を擁護する発言が大変多い。 それは感情的でも扇情的でもなく、大学で専攻した歴史学からきたものなのか、よく調べられています。 私もよく彼の動画やニュースを見ます。 韓国ではトニー・マラーノ氏の動画は全て有害情報としてシャットアウトされています。 で、先ほど驚くべき情報が…

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とある国際交流の1日

昨日は有休を取ってアルゼンチンの同門友人4人をあちこちに案内しました。 1人とは20年来以上の友人で、エアメールでやり取りしたこともありましたが、当時手紙が一往復するのに1ヶ月以上もかかったものでした。日本から見て最遠の場所ですが、今はインターネットのお陰でいつも会っているような感じになれます。そういう意味でインターネットの普及は大変有難い。 友人以外の3人は初来日でした。早速日本の感想…

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戦争について

たまたま幾つかの写真を見ていたうちに、よく撮れているなと思ったサイパンの写真です。 旧日本軍が海岸沿いに配備した対空機銃座のようです。もしかしたら米軍が上陸するときに使っていた上陸用舟艇の銃座かもしれません。 2007年の夏にサイパンに行きました。 昭和19年7月、祖父はサイパン増援部隊を輸送する輸送船団の1隻に海軍徴用兵として乗り組んでいましたが、米軍潜水艦の雷撃によって海の藻屑…

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息子のパスポート

昨日、息子のパスポートを見てしみじみ。実は息子は11歳にして既にパスポートは2冊目(苦笑)。最初の取得は妻がサイパンに日本語教師として赴任する際に同行した3歳の時!約1年の滞在で、父が他界した折に一時的に帰国しました。計2往復。 2冊目は2回のロシア旅行。ビザまで取りながら行かなかったのが1回あるので、親子揃ってハンコが押してないきれいなロシアのビザが1ページあります。 で、来月はオーストラ…

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徳風になびかせる

此度の出張で大変感銘を受けた国があります。 それはニュージーランド。96年頃、メルボルンに赴任していた折にニュージーランドに1週間ほど出張したことがありましたが、今回は3日足らずの滞在だったにも拘わらず、かなり細かい所まで彼らの生活について観察でき、大変深く心打たれた部分があります。 原住民との兼ね合いというのは植民地時代にはどの列強諸国でも起っており、熱烈かつ世界トップの親日国家である…

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観よ、外より

16日から24日までニュージーランドとオーストラリアに出張に行って参りました。 仕事でも私用でも国をハシゴしたのは初めてで、結構こたえました。特に今回はどちらもレンタカーを借りて自分で移動したので、それもあったのかも知れません。 もっとも20年前になりますが、私はオーストラリアで働いていたこともあるので運転には困りませんでしたが。ニュージーランドもその時に出張で行ったので、やはり結構運転はし…

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人も物も潰えるまで

わずか20年前と比べて、世の中は大変便利になりました。 少し恐ろしさを感じるほどです。日本人は元々、便利すぎることに警戒心を持っていると思います。 欧米人のように便利なものをどんどん使おうという気風ではないようです。 20年前にWindows95が発売されてからというもの、インターネットを通じて社会は恐るべき速さで広がり、今や世界中がネットワークにつながり、交流や物流を容易にしています。 …

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甘楽町 小幡桜祭り

昨日は群馬県甘楽郡甘楽町の時代祭に行ってきました。 今回お誘いしたのはギリシャ人2人。 天気は曇天でいささか危ぶまれましたが、ともあれ二人を柏で拾い、一路甘楽町を目指しました。 実は朝から頭に鈍痛があり、よほど行くのをやめようとしましたがレンタカーは借りてしまったし、楽しみにしていた外国人同門もいたので決行と相成りました。 運良く同門二人とも胴着を持参していたので今回は2領とも友人に着さ…

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400

2010年3月にフェイスブックを始めてから昨日の段階でとうとうフェイスブックの友人数が400になってしまいました。 フェイスブック内のデータを調べると400-500人の友人がいるという人は1.5パーセントなので多分多い方だと思います。 リアルで会ったことがある人はうち280/400人(多分) 日本人と外国人の割合は98/302人 途中から公開範囲を友人の友人までに制限をかけましたがそれで…

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歴史修正主義に思うこと

ここ最近、政府は海外に一般的に流布されている、正しいとは到底言い難い歴史的事実を修正させようと活発に動いていますが、思うことがあります。 特にネット上で延々と先の大戦の大義を喧伝して、連合国の非を暴かんと熱望している自称憂国の有志たちを見ていると、彼らの知性の低さに思わず憂慮してしまいます。昔の方が知性が高かったのかどうか分かりませんが、品位で言うなら今は間違いなく低い。品位の高さは教養の…

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再犯率に思うこと

ここ最近、凶悪事件が発生していて気分が悪くなりますが、以前からずっと気になっていたことがあります。 犯罪者は刑に処せられて懲役刑なら刑務所にて服役します。 ・・・それだけでなのですが、何が言いたいかというと「再犯率」について・・・ どうも社会世論を見ていると、最近は何でもかんでも厳罰化傾向にあって、何と言うか社会の寛容さがなくなってきています。この辺りはアメリカ社会と同じ方向性なのだそ…

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4割にも達するのです

先ほどちょっとヒマだったので日本政府観光局から来日外国人データをダウンロードして閲覧していました。 統計を俯瞰すると、中韓からの来日はこの10年の平均でほぼ4割に達します。これは香港を除いた数字です。 香港と台湾を含めると言うまでもなく来日外国人の優に過半数がそれらの地域からという事になります。 日本人から見て、明らかに反日国家だと思われている国が2ヶ国あります。 一つは中国、もう一…

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IDICということ

雅量に欠けるかも知れないので書こうかどうか悩みましたが、やっぱり書きます。 先週の土曜日のこと。稽古を終えて兄弟子に駅まで車で乗せていってもらおうと思った矢先、先日来日したばかりの短期滞在海外同門が車のエンブレムを指し「彼は愛国者だな」と言いました。 いささか意味が分かりかねたので再度尋ねると、彼は「これはトヨタだろう?国産車に乗るのは愛国者だと思う。」と繰り返しました。 私は周囲…

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長寿と繁栄を

2月28日の早朝、衝撃的なニュースが入ってきました。 あの「スタートレック」でヴァルカン人クルー、ミスタースポックを演じたレナード・ニモイ氏が他界したというニュースでした。(アメリカ時間では27日) 私は丁度武芸を始めた16歳ぐらいからずっとスタートレックが大好きで、私の基礎的な英語もスタートレックを観てできたようなものです。 カークのような中西部英語ではなく、マッコイのような南部訛りでも…

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薫香の如く

今朝方、たまたまどなたかのブログを拝見しました。 それは日本で誤用されている某国の礼儀作法についてでした。 ま、私も少し前から気になっていて、最近そういうことかと知りました。 確かに日本ではいささか優美さを損ねる所作のように感じます。 私も日本社会にあっては日本人は須く日本古来の礼法に則ってもらいたいものだと思います。 それはま、よいとして、他国の礼法に対して日本人目線で判断を下し…

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日本を広げる

「世界で日本文化ファンを増やして親日国を増やしていけば、将来、もし日本が外国から危害を受けそうになったり、いわれのない誤解で非難を浴びても、『あの国や国民を滅ぼしたり、危害を加えたりしてはならない、日本や日本国民に限ってそんな行動をするわけがない』と、日本ファンの国の声が大きなものとなり、力となって、武力以外の外交の場で支援してくれます。茶道を含め世界に誇れる日本の文化をもっと発信して、外交力ア…

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この高貴なるもの

今朝方、いつものように起きて息子は宿題の残りを、私は本を読みました。 読み始める前に私は息子にこれから読む本のタイトルを見せました。 『イスラムの人はなぜ、日本を尊敬するのか』 ところが息子はにべもなく 「そんなことは口に出して言うものじゃないよ、下品だと思う。こういうことはね、言うんじゃなくて黙ってやっていればいいだけなんだよ。」 と言いました。全くその通り。 今回はイスラム系の本…

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覚悟がいる

2月11日から百田尚樹山の作品「永遠の0」のテレビ版が3夜にわたって放送されました。 映画よりも長い時間放送されるのだからもっと小説の内容を掘り下げられるかと思ったのですが、個人的には映画の方にやや軍配を上げたいところです。部分的にはテレビ版の方が良かったと思う部分もありました。 発言などで色々物議を醸している百田尚樹山さんですが、この作品に関してはなかなか素晴らしいと感じます。 それ…

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恨みに報いるには徳をもってす

「恨みに報いるには徳をもってす」 という言葉はかの蒋介石の言葉ですが、彼は陽明学を信奉する一人でした。 台湾は今を以て世界で最も親日の国であり、実際に私が台湾人と接した限りでも世界の全部の国が日本を裏切っても台湾だけは裏切らなさそうな感じです。褒めすぎかも知れませんが。 その国の基礎となった人が蒋介石です。日本にも何度か留学に来ましたし、袂を分かって日中戦争では戦いましたが、日本文化への敬…

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OK オーケー

了承を意味するOKのことです。 先日たまたま「マッサン」を観ていたらマッサン夫婦の愛娘であるエマちゃんが何かの折に「OK」と言っていました。 英語を使い始めてからOKの語源に興味があったので調べたことがあったので、注意を引きました。 OKは結構新しい言葉で、wikiによると1839年のボストンで生まれ、"oll(all) correct" 全部正しい、の意で使われたのが最初だそうです。あま…

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和の国の肇め

太古の昔、漢字が輸入されるずっと前、日本人の一人称単数は「み」だったそうです。そして一人称複数は「わ」。 時代が下って漢字が使われると「み」は「身」の漢字があてがわれたり、「わ」は「我」があてがわれたりしたという説があります。 なので「み」は身体部位や個々の感情に結びついたものが多く、「わ」は家や里、大君のような、組織などの言葉と結びついたものが多いそうです。 現在では「わたし」の「わ…

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右と左

最近は自分でも嫌になるほどに国際政治について書いてしまっています。 まずまず国際派のつもりではいますが、元々そんなに国際情勢に書くことはなかった。 門下に相当偏向した思想を持った弟子がいました。 ブログでそれとなく書いてきましたが一向に改まる様子もなく。 誰か何かを見る度に右とか左とかで評論し始めるのでウンザリしていました。 基本、弟子の思想にいちいち口を挟んだりしませんが、当流は…

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日本国憲法第9条について思うこと

昨今、日本国憲法第9条について色々議論が高まってきているので私個人の意見を言ってみたいと思います。 まずは原文をば。 ************************************************************* 1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては…

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外国語は上手い下手ではなく語感

「鬼」という言葉があります。日本では昔話によく出てきます。 怖いことが多いことはそうなのですが、間抜けだったり哀れだったり、人を助けたり人に助けられたりと、なかなか一筋縄ではいかないキャラではあります。 日本人には元々、欧米人に染みついている「絶対善VS絶対悪」という構図がないだけに、この「鬼」の役どころがなかなか説明しづらい。 英語で類似した訳語は以下の通り。 【Ogre】…

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目となり耳となり

憲法第9条について。今まで機会があった同門外国人たちに何が問題かを説明してきましたが、問題以前にこの憲法第9条の内容に驚かなかった人はいませんでした。大抵は聞き間違えか私の英語能力に問題があるんじゃないかと聞き返してくることもあります。 もちろんこの憲法を擁護した外国人はいません。同門が軍人だったときなどは呆れてモノが言えないというレベル。 個人的には人類の究極理想の形の一つとしてはなか…

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ジャーナリスト殺害に思うこと 1

今回、2名の日本人がイスラム国と称するテロ組織に殺害された件に付き、思うことを少し。 まずは亡くなられた湯川さんと後藤さんのご冥福を深くお祈り申し上げます。 私が初めていわゆる中東人と接触を持ったのは留学時代。 エジプト、イスラエル、シリア、レバノン、ヨルダン、サウジアラビア、クェート、イラン、イラク、パキスタン、トルコ。こんな感じでしょうか。 その後も日本語教師として豪州に赴任した…

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