露人

私が接してきたロシア人たちはかなり日本びいきであることを差し引いて考えねばなりませんが、私が感じたロシア人の実態を少々書いてみたいと思います。

旧ソ連時代を経験した人に言えることは、日本人も感心するぐらい、ものを大切にして忍耐強く、節度があります。私みたいに少々暑くても氷がないだの飲み物が冷たくないだのと不平を垂らしたりしません(笑)。

他国に漏れず、お土産は持ち帰れないほどたくさん持たせてくれます。実際、帰路は10キロ以上もオーバーしたのに、気前よくオーバーチャージまで払ってくれました。しかも多分これらは高級品の部類です。私かかなり恐縮しました。

友人のお母さんを見て思いました。旧ソ連時代であろうと現ロシア時代であろうと、優秀な人の資質というのは変わらないと思いました。友人のお母さんは旧政府からも色々と会社経営に関するアドバイスを求められたりしたそうです。もちろん優秀でなさそうな人もいます。これは日本と同じです。

これは今の政府になってからのことだと思いますが、政府のやり方について良いことはよい、悪いことは悪いとはっきり言います(言えます)。プーチンはなかなか評判は良かったようですが、それでもチェチェン紛争はよくないと大方のロシア人が感じていて、そのための兵役拒否も出たそうです。現在は残念ながら兵役拒否は少々難しいようですが、それでも戦争そのものが良くないという考えは国民みんなに浸透しつつあるようです。思いの外、ロシア人は戦争が好きではありません。勝手な独断と偏見ですが、アメリカ人の方がよほど好戦的に見えました。

これは間違いない。ロシア人は日本好きです。街の至る所に日本レストランがあります。本物の日本人が働いている場所は多くはないでしょうが、日本食を食べるのには全く不自由しないと思います。味は分かりませんが。そして日本人をとても親身に思っています。色々理由はあると思いますが、まずは近い国だから(日本に近い部分ではどう思っているかは別として)。良いものを作る国、国民性、文化などなど。プーチンさんは中規模以上の都市には武道館を作るように指示を出しましたが、彼も講道館柔道5段の腕前です。私も彼の政治的なやり方には全面的には賛成しませんが、日本に対する理解力は信じたいところです。ロシア人も日本に対してアメリカより近いのだからもっと仲良くして欲しいという感じがしました。アメリカよりはもっとシンプルでつきあいやすいかも知れません。

笑顔。これは旧ソ連時代の悪習が残っているのでしょうか。サービス業務の女性はほとんど笑いません。特に美人が笑わないとちょっと怖いです。もうちょっとロシア語ができたらキザな台詞でも吐くのでしょうが(あ~イカンイカン)。エカテリーナの宮殿に行った折、学芸員のオバチャンの数人はケタケタ笑い転げたりぺちゃくちゃ明るく会話にいそしんだりしていましたが、その辺はアメリカン並でした。もっとこういうのが増えるといいですね。

服装。友人がちょっとセンスがないだけで、普通の市民はそれなりに普通にオシャレでした(笑)。若者などはほとんどアメリカンでしたね。解放過ぎて目のやり場に困ったり、ブラックホールのように吸い寄せられたりするほどの格好をしている女性もいます。マリア・シャラポアが「中の上」程度に映る国民の皆様と違って、私などはちょっとどぎまぎしてしまうこともありました。信仰の篤い方は頭にケープというのでしょうか、かぶり物をしています。この辺り日本人よりも信仰の篤い方が多いと思いました。

体格。想像以上にデブが少なく、気持ちよかったです。アメリカやオーストラリアは本当に病気だと実感したものでした。ソ連時代の良き習慣のためか、たぶんみなさん過食がないのだと思います。また間食も少ないと思います。また日本人といくらも変わらないほど魚を食べているようです。もちろんデブが全然いないわけではありませんが、米国、豪州よりは遙かに少ないと言えます。ナイスバディなお姉さんがたくさん闊歩しているのを見るのは気持ちよいですね。本当に健全な気がします。メリケン文化はこの素晴らしき世界を破壊しないで下さいと言いたいです。(もちろんすでに大量のアメリカンジャンクフード、アメリカ映画が深層まで侵略していますけどね)

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赤丸の中には「味」の漢字が使われており、ブランド名は「OISHI」です。このように飲料のロゴやブランドにも日本語が使われています。

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モスクワ市武道館。中は見てませんがなかなか立派なものだそうです。


SD100726 碧洲齋