自己啓発について

そろそろ時効だろうから備忘のために書くことにします。
私は20代半ば、今よりも低い給料でこき使われていた折に某"自己啓発プログラム"を販売する方と知り合い、色々な話を聞きつつ結局買ってしまいました(笑) 20万円ぐらいしたのかな、その頃の自分としては一番高い買い物でした。

自己啓発プログラムというと、少し前まで有名だったのが「ナポレオン・ヒル」氏。でもWikipediaの項を開いてみるとずいぶんと経歴が怪しいようで(笑) 当時は書店などでもかなりもてはやされていただけに驚きです。
私が買った方の開発者はナポレオン・ヒル氏ほどには大風呂敷ではなく、普通に大成功をしたという経歴の持ち主です。
購入した内容はカセットテープが20巻ぐらいとやや豪華なリングファイルが3つぐらい。あといくつかのカードのようなものだったと記憶してます。それがこれまた若干豪華な赤いアタッシュケースに入っているという具合です。
ちなみにこれを私に販売した方は現在、映画やドラマの主演をする若手大物俳優のお父さんで、その俳優さんとも3-4歳ぐらいの時に会っています(笑)

この自己啓発プログラム(ナポレオン・ヒルのも同じだと思いますが)1チャプターごとに1週間、毎日聴いて課題に取り組むというものでした。
半分ぐらいまで真面目に熱心に取り組みましたが、心の中でずっと何かが違うという感じは拭えなかったのは事実です。
最後までやればもしかしたら何か違ったのかも知れませんし、持続性がないだけだったのかも知れませんが結局レッスンの半分ぐらいでドロップアウト、物置行きになり、数年前に処分しました。

アメリカの自己啓発というのは強烈です。成功を強くイメージしてまさにそれがそうなっているかのように思い浮かべてそのために行動をするという類です。
厳しい国際ビジネスの最前線等ではもしかしたら有効なのかも知れません。そそいてそれで成功する人も確かにいると思います。ただプログラムが謳っていたように万人向けではなかったと思います。ともあれ参考にはなりましたが、どうも私には合わなかった気がします。

そのブラックな職場を変えたのと自己啓発プログラムを止めたのはほぼ同時期でしたが、その1.2年後、「これだ!」という哲学に出会いました。「禅」です(笑) 米国式自己啓発とは180度逆を行く哲学ですが、この哲学が私にとって完全に腑に落ちる哲学でした。

あまり持続力の無い私ですが、武道に関しては30年以上、禅は17年ぐらい続いてますから多分これは自分に向いているのだろうと想像します。

自己啓発プログラムというものにどれだけ価値があるのか私には分かりかねます。本気で心機一転する人には大金をつぎ込むことで意志が固いことを自己認識するのかも知れませんし、本当にプログラムが良いのかも知れません。ご検討されている方はよくよく考えて下さい。

令和元年文月二十一日
不動庵 碧洲齋

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